2019.03.31
今年度も無事終わろうとしています。
今年に入って、ピアノ教室の必要性を感じる、というか振り返ることが何度かあり、綴りたいとずっと思っていました。うまく表現できるかわかりませんがお付き合いください。
ピアノ教室が何故必要か?
ピアノ教室とは、グループレッスンもありますが、基本的には個人レッスンです。よく「生徒さんに合わせたペースで進めます」と私も含め謳われていますが、これは、団体生活にいるこどもたち、会社にお勤めの大人の方、つまり自分の好き嫌いだけで人間関係を選べない方には非常に重要なことだと思います。
また、ピアノなんて何の役に立つの?という問いに「指先を動かすと脳に良い」「両手(ともするとペダルも含めた両足)が違う運動で脳が活性化する」なんて巷では謳われていますが、私はもっと根本的なことで「音楽による心の開放」だと思っています。
BGMも含め音と情報に溢れた日常の中、自分から音を出していい、或いは出さなくていい!という自由さ。ピアノの美しい音、或いは感情の赴くままになる音、音を能動的にコントロールして、自分の心に寄り添ってくれる音を探す…これは、指先だけのトレーニングよりもずっと重要だと私は考えています。
ピアノは良いピアノ程、感情に寄り添った音色が出ますし、音楽に出会えば出会う程、自分の感情も色彩豊かになると思います。
私自身も講師という立場にいながら、ずっと気になっていた「ピアノは(習う人は)趣味なのに、遊びにならないし、勉強、という位置にもおきにくい。受験には関係ないし…」
つまり、幼少期は宿題の出ないお稽古に負け、大きくなると塾に負ける、というジレンマに囚われていました。
でも、音楽が好き、ピアノが好き、という気持ちと向き合って突き詰めたら、ようやくピアノ教室の良さと必要性を文字にすることができました。
さあ!いよいよ平成もあとわずか!
教室も私自身も更に元気に楽しく過ごして新しい元号を迎えますよ〜♪