2012.06.23
Rちゃんは、まじめで、不器用で、ひょうきんな小学5年生。
先週は休みだったので、2週間前に中田喜直さんの『エチュードアレグロ』の中間部の両手奏にチャレンジしました。
ただ、右手だけなら大丈夫ですが、左手はまだまだなRちゃんに両手は辛い・・・。
今日は2小節、4小節と短い単位で両手の繰り返しを練習しながら見落としてる(跳躍や指使いなど)を注意しました。
レッスンの終わりに「前回から今日までどんな練習をした?」
と質問したところ
「両手になるよう頑張った」
と言われ、本人も両手で弾きたいという目標は持っていると確信し
「そうか、Rちゃんの見えてるゴールはいいと思うよ」
といい
「ただ、道順をもっと具体的にした方がいいよ」
と伝え、写真のように練習の順序を書きました。
これ、書いたのは右からです。
(矢印と反対方向)
はじめにゴール(両手でスラスラ弾ける)を決め
ゴール直前(ゆっくり両手で弾ける)
を考え
その前の道(4小節続けて)
更にその前の道・・・
と、スタートまでの順路を考えました。
Rちゃんは、ただひたすら両手の練習をして「弾けない、弾けない」と思うよりも、両手の噛み砕いた練習法がわかったようで、今日もハイタッチをして帰りました。
レッスン中は、気づかなかったですが、この考え方、メジャーリーグのイチロー選手もやってたと以前、本で知りました。
彼は、小学生の時にプロになる、と決めていて、そのためにはどこの学校へ行ったら良いかなどを考えながら、順序立てをしていたのだそうです。
行き詰った時に、順序立て(ゴールから)すると、クリアになりますよ♪