2017.05.11
小4の時に前任の先生から引継いだR君は今年で中3です。
引継いだ時にはザ・不器用!ピアノを全て全力で弾く!というイメージで、音色がすごく硬くて、弾ける曲が厳選されるなぁ…という印象でした。
そんなR君、3度のコンクール出場を経て、今年の発表会はピアノソナタの2楽章を演奏します。
ピアノソナタの2楽章というのは、ゆったりとした曲が多く、今までのR君とはガラっとイメージが変わります。
曲を渡した時は期待と心配の半々でしたが、なんだかんだでまとまってきて、何より目指す音が近づいてきています。
不器用、というのは一見不利に捉えがちですが、実際は出来るようになるまでやるというタフさを備えているという子が多いのです。
はじめは出来ないことの方が多かったでしょうが、前しか向けないR君は、出来ないというイメージも出来ないようで、それも強みです。
人それぞれの強みがあり、短所が長所につなかるということを教えてもらった5年間でした。
今年は受験生で、この先どうなるかわかりませんか、まずは今、目の前のことに私も集中します。