2015.03.11
先日のことです。
私が音大を卒業した時に、一番最初にピアノを教えた生徒さんのお母様が、しばらくぶりに、教室へ来てくださいました。
まだ携帯電話を持っていない時代の生徒さんですので、私への連絡は、教室へ行った方が速いということでした。
その当時、可愛い三人姉妹のお母様も、今はおばあちゃま。お孫さんとの生活に追われているとのこと。
そのお母様のお母様、つまり三姉妹のおばあちゃまが96歳でお元気で、私にお願いがあるということで、来てくださったそうです。
話を聞くと・・・
おばあちゃまの住まいは長野県王滝村で、今、こちらに来ているということです。
その王滝村とは、半年前に戦後最大の自然災害があった御嶽山のふもとにあるそうで、知り合いもその噴火で沢山亡くなったそうです。
それで、おばあちゃまが36年続けている大正琴教室の先生とその仲間たちが、鎮魂歌を創って楽譜にしたので、それを、私がピアノで演奏したのを、録音とらせてもらいたいということでした。
私に出来ることであれば、やります!ということで、早速お家を訪問しました。
久しぶりの皆さんとの再会を喜ぶも、やはり、今回の依頼に、心をこめて、望みました。
初見で一曲の演奏をしましたが、???というところもあり、少しコードも直し、何度か練習させてもらい、何とか録音することが出来ました。
おばあちゃまの大正琴の調弦も直し、おばあちゃまにとても喜んで頂き、やった甲斐がありました。
また、96歳とは見えない、お若く綺麗なおばあちゃまの、大正琴に懸ける思いに魅せられました。
そのおばあちゃまの今やっている楽譜も見せて頂き、凄く難しい楽譜でも練習している姿をみせて頂き、私にもチカラを頂いたひとときでした。
三人姉妹の二女のKちゃんが、忙しいなか、私に逢いたいと、掛け付けてくれて、懐かしい話に花が咲きましたが、皆それぞれの近況報告をきき、それぞれの人生を知りました。
また機会あったら逢いましょうと約束し、もっとお話ししたかったですが、時間切れとなってしまいました。
くしくも、今日は、東日本大震災から4年たった3月11日。改めて、災害で亡くなった方々への御冥福をお祈りをせねばと思います。
そして出来ることをしていかねばと思いました。