2013.09.17
9月16日(月・祝)、発表会を一緒におこなっている A先生と、韮崎文化ホールに、舘野 泉さんのピアノコンサートを聴きに行って来ました。
私の大好きなピアニストです。
音大を卒業した時、地元の先生をカワイの指導講師に紹介して頂き、それ以来レッスンを見て頂いてる、 T先生に、「まずはこのレコードを聴いてきなさい!」と、渡されたのが、
舘野さんのシベリウスとカスキの作品を弾いたレコードでした。
それを聴いた時の衝撃は今でも覚えています。「なんと、美しい音色なんだろう!!」と。
それ以来、何度か舘野さんが山梨でリサイタルをされるたびに、聴きに行っていました。
セヴラックのCDが私の癒しCDです。
しかし、2002年に脳出血で倒れ、2004年には、左手のピアニストとして復帰されましたが、山梨での演奏会がなかなか行われなかったので、今回は久しぶりに聴かせて頂けるのを、心待ちにしておりました。
台風が来ていたので、中止になってしまったらどうしようと心配でしたが、ホールのブログに予定通りやります!!とあるのを見たときは、もう最高な気分。
舘野さんは、14日から甲府に来ていたそうで、お客さんが来られるか?心配だったそうです。
演奏は、バッハの「シャコンヌ」から始まり、最初の1音めから、衝撃的な音。
とても左手だけで弾いているとは思えないんです。
メロディーと、伴奏が、両手で弾いている様なんです。素晴らしい技法です。
その後、スクリャービンの「プレリュードとノクターン」が素敵で繊細な音が続き心に響きます。
日本の作曲家の吉松 隆さんたちの作品も面白かったです。強弱の差の激しさも左だけなんて思えません。スペインの作曲家の曲も暖かい音楽で、ほっこりしました。
アンコールでの、カッチーニの「アヴェマリア」は、心を持っていかれ、涙が止まりませんでした。
明るくなった後も、二人で、言葉もかわせず、立ち上がることも出来ないほどでした。
一つの手の中で、五本の指だけで、弾き分ける音を聴いてみて、私も、もっともっと耳を使って努力しないといけないと思いました。
心に染み渡る演奏会でした。