2016.12.04
ピアノの練習をしている時に、子どもが体当たりしてくる方は多いと思います(^^;
膝に乗せて弾いていると、勝手に鍵盤を打ち鳴らしたり。
うるさーい! と怒鳴りながら優雅にショパンを。。。母は忙しい。
こういう時、なるべく怒らずにそのまま弾き続けて欲しいと思います。
怒って静かにさせると、子どもが楽器に興味を持たなくなってしまうからです。
それよりは、何があっても弾き続ける練習をした方が良いですね。
メンタルを鍛えましょうぞ。
先日、とあるピアノの先生とそんな話をしました。
有名な音楽家の家に生まれた子は、幼少の時から親の名演奏を聴いて育ちますが
全員が音楽家になるわけではありません。何故でしょうという話だったのですが、
先生の知り合いの子は、親が練習する時に子どもに静かにさせたり、別の部屋に移動させたりしていたそうです。それで音楽に興味を持たなくなったのではないかというお話でした。小さい頃から音楽に触れていれば音感のよい子に育っているはずなのに、これはもったいない。
色々な考え方があるとは思いますが、私は子育てに忙殺されているお母さん達が
音楽で自分を取り戻していくのを見て、この教室を立ち上げました。そのために、あらゆるハードルを下げて取り組もうと決めています。
私は子どもの騒ぐ声もお母さんの演奏の一部だと思っています。
そんな音の風景は、温かくて良いものです。
子どもたちを音楽の世界に招待するためにも、騒ぐ子はそのままにしてレッスンを続けたいと思います。
教室ブログより
http://taguchipiano.wixsite.com/slow/blog