2025.08.11
私自身ではなく、生徒でもなく、
私の息子のコンクール参加の話です。
石川県NOTOピアノコンクールに、
息子が参加しました。
5年前、息子が小学生の時に、旅行を兼ねて参加。家族でとても良い思い出になりました。
息子もずっと覚えていたようで、昨年の震災や豪雨に心を痛めていたそうです。
高2になった今年、「もう一人でも行けるから」と参加表明。
息子はピアノをずっと続けているものの、
音楽の道に進むことは全く考えておらず、
コンクールも小学生以来参加していませんでした。
私から見れば、練習も気合も足りないのですが、本人が決めたことなので応援することに。
一人で平気と言っていましたが、やはり見届けたくて、後から合流しました。
本番は想像以上にうまくいったことと、
やはり足りなかったところと、集中力がもたなかったところなど、いろいろありましたが、
よく頑張ったと思いましたし、息子を誇らしくも思いました。また一つ、ピアノから素敵な思い出を作ることができました。
コンクールは、結果が出るものですが、
それ以上に、挑戦したことに意義があると思っています。人前で弾く緊張感に、自分ひとりで立ち向かわなくてはなりません。
でも、長い人生で、そういう場面がきっとあると思います。
コンクールを受けた経験は、きっと役立つ時がくると思います。
また、コンクールは、審査員の先生から講評を頂くことができます。普段習っている先生以外の言葉は、また違う切り口で参考になったり、勇気をもらったり、励まされたりします。コンクールを受けた経験がある生徒は、長くピアノを続ける子が多いように思います。
コンクールの話をすると、
「コンクールなんて、考えられません!」
「そこまで求めていません」とおっしゃる保護者の方もいます。今、様々なコンクールがあるので、レベルも様々です。もちろん、どのコンクールも準備は必要で、真剣に向き合わないと意味はないと思いますが、もっと身近なものと考えてよいのではないかと思います。
スポーツをやっている生徒には、「普段の練習の成果を試すために、いつもとは違うグラウンドで試合にでるようなものだよ。ずっと練習してても、上手にならないよね?試合に出たら、もっと練習した方がいいところとか、見つかるよね?」と伝えています。
私の生徒でも、コンクール参加を控えている方や、検討中の方もいます。
挑戦する勇気にリスペクトを持って、
生徒だけでなく、ご家族にとって良い思い出となるように、精一杯サポートして参ります。
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