2024.05.31
ピアノレッスン経験者でも楽譜を読むのが苦手な方も多いようですね。
保育園や幼稚園の《先生用にドレミファソが書き加えられている楽譜》も市販されていて、練習する時間が少ないのだから、これは効率的であるのかなと思っています。
それでも。
私の生徒さんには《ドレミが書いてある楽譜》は使いません。
例え園児さんや低学年の生徒さんであっても「楽譜にドレミは書かないでね。ピアノは国語のお勉強ではないのだから、音符で読めるように練習していきましょう。算数だって、ひらがなやカタカナでいち・にぃ・さん、じゅうごたすよん、なんて書かないでしょう?」と説明しながらレッスンしています。
初心者が楽譜と格闘しながら、早く上手に弾きたいと思う気持ちはよくわかりますが《楽譜の仕組み》は本当によく出来ているのです。慣れてしまえば《演奏するため・上達するために1番簡単なツール》なので《急がば回れ》という事だと気づいて欲しいと思っています。
時々小さな生徒さんが《耳コピや暗記で演奏》するのも《一時的に楽しむためには有効》ですが、長い人生の中で《好きな曲を好きな時に楽しみながら弾けるようになるために》は《読譜力をつける》事がベストだと思っています。