2024.05.15
新年度スタートの4月はバタバタしますが、連休明け少し落ち着いてくると《レッスンや保育について》いろいろ考える余裕が出てきます。
そんな時によく思い出すのが、保育セミナーに行った際、ご高齢の講師の方が「乳幼児にとって大切な遊びや友達は《質よりも量が必要》だと思ってください」と話していて、私ととても驚いた事です。
その詳細は鮮明ではないのですが、《大人が思う質の高さ》よりも、《マイナスイメージのある悪戯や喧嘩》なども含めて《多種多様な友達》と《たくさんの様々な経験をすること》が《乳幼児の成長過程において重要》だという事だったと思います。
そして《音楽》で言えば、楽器やジャンルは問わず《いろいろな音楽に触れていく経験》の《絶対的な量》がやはり大切なのではないかと考えています。
確かに《プロの演奏家》を目指すのであれば、《質の高いクラシック音楽を重要視》した方が良いのかもしれません。
でも《保育や教育の面》から考えていくのならば《いろいろなジャンルの音楽にたくさん触れる》、その中から、だんだんと《自分の好みに合うもの》を選び深めていく。
そこから《音楽》が《その子にとって人生を楽しむツール》となり、《心の豊かさ》へとつながっていくのではないかと思うのです。
そんな事から、私は「どの生徒さんもピアノだけでなく、レッスンを通して好きなものがたくさん増えると嬉しいな」と考え、ソロピアノだけでなく《ハンドベルやパーカッション類を加えてのアンサンブルや歌》を、時には《絵本の読み聞かせ》なども取り入れてレッスンするようにしています。