2024.03.15
レッスンをしている時、何らかの意図すなわち《目的や目標》があって《曲やソルフェージュ・リトミックの中にその内容が含まれているもの》を進めていきます。
これは《教える側》にとって《先を見通したレッスンの組み立て》には必要で必須だろうと思っています。
しかしながら私が意図せず、生徒さんのリアクションに新しく気づかされる事もあります。
例えば《園児さん》はまだ手も指も力が弱く、細かい動きも難しいので《鍵盤の重いピアノは無理のない短時間》のレッスンをして、ドリルやノートの中で、《クレパス》を使って《ぬりえ》をしてもらいます。
遊んでいるように見えるかもしれませんが、鉛筆を持ったり色を塗ることは園児さんにはとても難しく、《手や指の力も必要とする事》なので《本人のペースに合わせて出来る良い練習》なのです。
ある時ユニークな発想のRちゃんが、おんぷの丸を色分けしながら・・いつのまにか顔や髪を書き加えて見せてくれました。
私には思いつかない面白いアイデアです。
クルンと丸まった前髪を指差して「ヤンキーだよ!こっちは女の子!これは変な顔のおじさん!」と説明してくれて、他の生徒さんも一緒に大笑いでした。