2021.06.27
伝えたい気持ちを《言語化する》のは大人でも難しい事ですね。
レッスンではスキルアップに向けて、伝えたい演奏方法や解釈などがあるのですが、成長過程にある生徒さん達に、《簡単でシンプルな言葉でわかりやすく説明する》のは長年のレッスンの中でも本当に難しいと感じています。
そもそも《ひとつひとつの単語》の定義や解釈は、大人であってもまちまちなのに、まだ言葉の意味も使い方も曖昧な子どもに対して、《見えない音楽》について《言語化》すること自体がとても難しいのです。
「大きな音と強い音、違いがあっても見えないものねぇ」と説明している私の頭の中でもハテナ???が出てきますから。
そんな理由から、指導のためにはなるべく《お手本を弾きながら説明する》ようにしています。
「キレイにね、もっと静かな感じに、左右の音の大きさのバランスを考えて聞いてみてね」と言葉ではわかりにくいことも、私が弾きながら「音の強さやテンポを、こんな風に弾いたら全然違う感じになるよね?」と生徒さんに聞き比べてもらうと、ハッとした顔で感覚的に理解できるようなのです。
その様子を見ながら「おお!うまく伝わったのね」と不思議に感じつつ、《芸術は国境を越える》というのは本当なんだなぁと妙に納得してしまいます。