2021.06.11
私の幼少期と比べて、子どもの遊びに制限の多い時代だと感じています。
公園内で自転車禁止、キャンプ場や浜辺で手持ち花火禁止、放課後に校庭の自由遊びも禁止で、私が子ども時代は遊び場も機会もたくさんあったのだと今更ながら気づきます。
そして、コロナ禍では益々活動に制限ばかりで・・子ども達がとても可哀想だなぁと思っています。
私は子どもにとって《繰り返される日常的な経験》がとても大切だろうと思っています。
レッスンをしていて気になる事のひとつに、生徒さんの身体の硬さというか・・《硬い緊張感のある動き》があるのですが、これは《遊びながら急緩のある動き》が少ないからではないかなぁと思っています。
私の個人的な感じ方なので、理由や原因はあるのか?気のせいなのか?は定かではありません。
ピアノは鍵盤を押せば音が出ますが、次々と音を出していくには《押す力・離しながらの脱力》を繰り返していかなければなりません。
何か似ているような動きはないものかと考えて・・レッスンでは拍子に合わせてお手玉を真上に投げてもらったり、大きめのボールを床について《ワンバウンド・キャッチボール》のような事もしています。
思うようにコントロール出来ない事も多いのですが、それでも楽しそうに繰り返す様子に、私も一緒に大笑いになったりしています。
こんなレッスン法は自己流のため効果があるどうかわかりませんが・・演奏で必要な《腕や手の脱力・柔軟さ》を、楽しみながら体感を得て身につけられたら良いなと思っています。