2021.04.24
小学校で、例えば算数の授業中に子ども同士で教え合う《リトルティーチャー》の話を聞いたことがあります。
大人が教えるよりも子ども同士の方がわかりやすい時も多いようで、なかなかに良いアイデアだなと感心していました。
ここ数年、私の教室では《ペアレッスン》を中心にしていますが、これは同じ効果があると感じています。
なるべく同年代、同レベルでペアを組みますが、それぞれ得意不得意は違います。
同じ曲を一緒に楽譜を読んでも、音読みが苦手なら片方の子がこっそり教えてくれるし、リズムがわからなければもう片方の子が先に弾いてくれたり、お互いに教え方がとても上手だったりします。
またリズム打ちの時も、得意な子が先にやると次の子はそれを見てコツを掴みやすく、私がお手本を見せるよりもわかりやすい様子が少し不思議な時もあります。
難しくてどちらも出来ない時は、お互いに「こーやればいいんじゃない?」と話し合って「あれあれ?」と笑いながら、出来るまで楽しそうに繰り返し練習してくれます。
そんな子ども同士で教え合う様子を見て、なるほどなぁと思う事も多く、私もまた実用的な指導法を教えてもらっているわけですから、私にとってもみんなが《リトルティーチャー》なんだと思っています。