2020.11.30
私が子どもの頃は「人の気持ちを考えなさい」とよく言われました。
これは大人が子どもの躾のために使う言葉掛けだったと思います。
でも《他人の視点》で考える事は、例え大人であってもなかなか難しい事ですね。
そして、《アンサンブル》は2人以上で一緒に演奏する事なのですが、《他人の演奏を聴きながら自分がどう合わせるかを考えて演奏》しているので、ソロとは違う難しさがあります。
ソロよりも数倍の量の音を頭で処理しながら、自分の演奏を乗せて《お互いに弾きやすいように》考え工夫していく事は、慣れないととても混乱してしまいます。
毎年クリスマスが近くなると、レッスンでもピアノ連弾やエレクトーン、ハンドベルなどを使って《クリスマス曲のアンサンブル》を楽しんでいます。
各パートは簡単な練習で仕上がるし、いろいろな楽器の音が重なり、有名なクリスマス曲を《一緒に演奏する事》がとても楽しい練習です。
お互いの楽器やパートを交換して練習していくうちに、《相手の音をよく聴く事》がとても大切である事、テンポを合わせて、メロディパートではハッキリ、伴奏パートなら控えめに演奏する《それぞれの視点》で全体の仕上がりが違ってくることにも楽しい驚きがあるようです。
それはソロの練習では見落としがちなポイントに《第二の視点》で気づくという事だと思います。
ソロでは自分勝手な演奏でも完了してしまいますが、《アンサンブル》は《他人の視点》を共有する不思議な感覚を味わいながら、楽しく練習してスキルアップできるレッスンツールのひとつです。