2020.05.13
ゲームにおいてExpとはよく聞きますね。
私は子どもの成長段階で《経験値》をあげるのはとても大切だと思っています。
一見役に立ちそうもない何気ない日常的な経験をたくさん重ねていくという意味でです。
レッスンをしながら「優しい風が吹いているように弾いてみようか?」「木の上で鳥が鳴いてるね、飛んでいくと鳴き声が遠く小さくなるよね」とイメージをつけながら演奏して欲しいと説明しますが、「?」のお顔で聞いている生徒さんもいます。
子ども達も毎日時間に追われて、のんびり風に吹かれたり、木の上を見上げて鳥の鳴き声に耳を傾ける、などという経験も少ないのかもしれませんね。
そして、ピアノ演奏やクラシック曲を聴く機会も減っていると強く感じてます。
私の子どもの時はご近所でピアノの練習をしている音がよく聞こえ、自分のレッスン前後の生徒さんの演奏をのんびり聞く事も許されていたし、音楽の授業でも先生の生演奏が多かったと思います。
レッスンではなるべく私が弾いて《曲を聴く》経験を、連弾曲では《相手と自分の音を同時に聴く》経験を、歌詞やメロディの美しい曲は演奏だけでなく《歌う》経験を意識して増やしています。
また不定期のグループレッスンでは《子ども向けの曲の紹介》として私が数曲の演奏もしています。
私のレッスン室はグランドピアノなので、《音の響きを楽しむ事》も経験して、それを生かしたクラシック曲を弾いてみたいという気持ちにつながるといいなと思っています。
《いろいろな曲を聴く・歌う》など、音楽において様々な《経験値》を上げていくことで、ピアノ演奏の楽しさや弾いてみたい気持ちがもっともっと膨らむことを期待しながら、レッスンしています。