2020.05.02
コロナでなければ連休中にレッスン室で読み聞かせをしようと思っていました。
読みたかったのは昔話『ききみみずきん』です。
これは主人公がいじめられていた狐を助けて、そのお礼にもらった『赤い頭巾』それは動物の声が人の言葉で聞こえるようになる《ききみみずきん》だった、というお話です。
今回お教室グループラインでの《ビデオでの読み聞かせ》なので、数件に分けて録画し、見直してみると・・自分自身で聞く《読み聞かせ》はなかなか滑稽なもので、これは見た人に笑われるだろうなと思いました。
恥ずかしいけど、コロナの暗い気持ちを吹っ飛ばしてくれるかも・・と思い切って送信です。
《読み聞かせ》の不思議なところは同じ絵本でも読み手によってイメージも変わるし、同じ人が読んでもその時々で違って聞こえることですね。
だから子ども達は《読み聞かせ》が大好きで、下手な私も読んでいてどんどん楽しくなってしまいます。
今までも小学校や園でも読み聞かせをしてきましたが、いつも「ピアノの演奏に似ているな」と感じています。
物語の場面に合わせて、読む速さや声の高さ・大きさを変えたり、間を空けてから次の場面へ展開し、その都度登場人物の気持ちをイメージしながらと頭の中はフル回転、話の流れを止めないようにと緊張して・・まるで「演奏してる」みたいです。
今はあまり馴染みのない《ききみみずきん》ですが、ピアノを弾く時とは少し違って・・女優気分で楽しく読ませて頂きました。
後日皆さんからの感想を聞くのがちょっと怖い気もしますが・・。