2025.12.07
先日「ショパコンを10倍楽しむ!ピアノと楽譜から見るショパンコンクール」と題したセミナーに参加しました。
ショパンの楽譜はなぜエディション(版)によって違いが生じるのか、各エディションの特徴、エキエル版とパデレフスキ版の違いについて、概説と実際のピアノ演奏も交えた、とてもわかりやすく興味深いものでした。
ショパンの楽譜がエディションによって違いが生じてしまった理由は複数あるのですが、その中で特に私が印象に残ったのは、ショパンにレッスンを受けた弟子の楽譜が数多く残っていて、その楽譜には多くのヴァリアント(音の変更や変奏など)が書き残されていたというものでした。
お弟子さんの力量に合わせて「こう弾いてもいいよ」とか、その場の雰囲気や感じたものから「こういうアレンジの方がいいんじゃない?」とヴァリアントを書き込んでいたのかなと想像すると、とても自由で柔軟性をもった人だったんだなと、親しみがわいてなんだか嬉しくなりました。
私が学生だった頃はショパンの楽譜と言えばパデレフスキ版で、どの曲もパデレフスキ版で練習していました。
現在はショパンコンクールで推奨されていることもあって、エキエル版が少しづつ普及してきていると聞いていたのですが、私は実際に使ってみたことがありませんでした。
今回エキエル版のエチュードop.10-3「別れの曲」やノクターンop.9-2の演奏を実際に聴くことができたのですが、今まで知っていた音と違う!!
別れの曲の今までと違う音になっている部分は、慣れないせいか不思議な感じを受けましたが、ノクターンはかなり華やかなヴァリアントが加わっていて素敵で、エキエル版で弾いてみたいと思い、さっそく購入しました!
他の曲のエキエル版も機会があれば比べてみたいと思います。
今回のセミナーの講師をしてくださった岡部玲子先生は、私の母校の大先輩でもあり、私の在学時には講師をされていてお世話になりました。
終了後、少しお話もできて嬉しかったです。
とても貴重な学びの時間となりました。