2016.06.30
先週、須田美穂先生のロシアン奏法のセミナーに行きました。
その中で、響きの向かう先をイメージして響きを繋げてフレーズを作る、というお話がありました。
響きの違いわかりますか?
目で見る色鉛筆では色の違いがわかりますね。
耳で聴く音の響も経験を積むとわかります。
レッスンで、何回も何回も響きについて探求していると、付き添いでいらしているお母様が、はっと目を輝かせる瞬間が、この時です。
「先生❗️今、音が変わりましたね。」と、おっしゃいます。
「わかるようになって来ました」と嬉しそうです。
もちろん、この頃には、生徒さん本人はしっかりわかっています。
そして、どのようにピアノを弾きたいのかを意識して弾けるようになると、もっとこの音の変化がわかるようになります。音の変化楽譜わかるようになると、更にこの音を使ってこんな風に弾きたい・・・となり、「たまごが先かニワトリが先か」見たいな話ですが、知れば知るほど奥が深くなります。
ロシアン奏法の「はじめの一歩」という教材は、昨年、出された新しい楽譜ですが、初めて音を出すときから、しっかりと音の響きを意識できるように書かれていると紹介して頂きました。
意識することが大切です。
意外と、「今日のお夕飯は何かなぁ〜」なんて考えながら指だけ動かして弾いていることも多いんです。
今は忙しい生徒さんが多いので、わずかな時間でも、その時間はしっかりと集中して、音を意識して練習してくださいね。