2016.12.21
私のピアノの先生は、私がちゃんと脱力ができるまで、ピアノを弾かせてもらえませんでした。
なので、私も生徒さんのからだの様子がとても気になります。
レッスンで手のひらが固くて開かない生徒さん。
先週は、柔らかい動きができたのにどうされましたか?とお母様に伺うと前日までスポーツの試合があったということでした。
そういう時のレッスンはゆっくり、ストレッチから入ります。手のひら、手首が硬い時は肩からゆっくり回して、肩を伸ばし、腕を伸ばし、手首をゆっくり回して、てのひらをマッサージをしてほぐします。そうしないと、腱鞘炎になってしまいます。
スポーツをされる方はの競技の後のクールダウンの大切さを考えて欲しいと思います。怪我をしないためにも、ウォーミングアップと同じくらいの時間をかけて、ストレッチをしながら体をほぐして下さい。クールダウンは運動のデメリットを最小限に抑える為に必要だと考えられています。
うちの子どもたちも、サッカー、フィギュアスケート、ソフトボールと、それぞれスポーツをしてきましたが、指導者によってクールダウンの理解はさまざまでした。
きっと、すでに指導者の方から適切な方法を教えて頂いている方もいらっしゃると思いますが、初めて聞く方は是非調べて実行してみて下さい。
横浜国大の蝶間林先生の心理学講座で、「三つ子の魂百まで」と言いますが、身につけさせたいことの一つに、「脱いだ靴を揃える」ということがありました。
靴を脱いで、揃えておくことは、次に履く時の準備に繋がる。
からだも同じだと思います。使ったからだはその日のうちに元に戻すことで、次のパフォーマンスがより良いものになるのではないでしょうか。
体のバランス、姿勢、よ〜くみてあげて下さいね。