2016.09.27
幼児さんに使用する教材に「4才のリズムとソルフェージュ」かあります。
この本は、5線譜ではなく、一本線から始まります。
5線に慣れている大人の方は、わかりにくいかもしれませんが、小さなお子さんには、効果的です。
小さなお子さんは、物の大きさ、長さ、多さは理解していても、“数”という存在の概念や定義を理解していないそうなのです。
なので、5本の線で書かれる楽譜は小さなお子さんには難しく感じることがあるようです。
もちろん、5線を苦なく理解するお子さんもいます。
一人一人、どのような捉え方をするのかは、今まで育った環境や、経験、などで変わってきます。
ついつい苦手なこと、出来ないことに注目しがちですが、経験の少ない幼児さんは、まず、出来ることを伸ばして人間力を高めることで、苦手なことを補った方が、スムーズに進むように思います。
焦らずに、しかし、興味を持ったことは積極的に。
幼児さんのレッスンで心がけていることです。