2016.09.07
お母様のお仕事もあって、忙しくてなかなか練習ができなかった5才の生徒さん。
「音楽の楽しさを感じる時間にしたいので、レッスンの時間が楽しければそれでいいです」とおっしゃっていたのですが、夏休みの間、少し頑張って毎日練習をしてみたそうです。
するとなんていうことでしょう。
その生徒さんはお母様云く、「ピアノに目覚めた」ではありませんか。
楽譜に書かれている情報を、自分で考えながら弾けるようになったことが1番大きな変化だと思います。
今まで音符は読める、鍵盤もわかるけれど、「楽譜に書いてある事」と「鍵盤を弾く事」がなかなか結びつかなかったので、まず音符を歌って覚えてから弾いていました。
それが今日のレッスンではゆっくりですが1つ1つ音符を見ながら弾けるようになりました。
未就園児の年齢では、何事も初めての経験が多いです。
今までの僅かな経験や知識と結びつくまでに時間がかかる場合があります。
知識と知識を結びつけるパイプを作るのには、毎日、繰り返し行うことが大切なのだと思います。
とは言っても、初めは大変です。興味のない事を続けさせる事は難しいですし、エネルギーが必要です。始めたら取り敢えず1週間は続ける覚悟は必要になります。
しかし、習慣化してきたら、本人もお母様も楽になりますし、楽しくなります。
今回、夏休みという機会を、ピアノに向かう時間にしてくださっかこと、ピアノが好きになってくれたこと、とっても嬉しかったです。