2025.04.18
ご覧くださりありがとうございます。
先日ピアノの勉強会でご一緒させていただたいたK先生からとても興味深いお話をお聞きしました。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、作曲家の中田喜直先生は日本を代表する作曲家の1人でもあり、教育者でもあります。
実は私が通っていた県立高校の校歌が中田喜直先生の作品でした。
シンプルな2小節のイントロ(ラの音だけ!)から始まり、その後の美しい旋律✨リズミカルな部分もありつつ、長く弧を描いたきれいな旋律は、歌うたびにいつも心が動かされ、毎回自然と涙を浮かべていました🥹美しい音楽が心に響き、感動する瞬間を今も鮮明に覚えています。
もう卒業して何10年も経ちますが💦、今でもあのラの音のイントロを聴いただけで、勝手に校歌を歌いたくなってしまう‼️それはそれは本当に素敵な校歌なのです✨✨✨
その中田喜直先生ですが、とても体格が小柄な方だったそうです。ご自身も自分の小さな手や体を使ってピアノを弾くことに苦労されていました。
バイオリンやチェロは子供用の分数楽器(2分の1、4分の3サイズなど)が流通していて子供の頃から体の大きさに合う本物の楽器で練習ができるのに、ピアノにはそれがない。子供が練習できるように小型のピアノを製作してほしい、とピアノメーカーに相談をもちかけたそうです。
残念ながら小型ピアノの生産は実現されませんでしたが、なんとピアノメーカーさんが中田先生のために専用の小型ピアノを作り、その小型ピアノを愛奏されていたそうです❣️
いつか私もその小型ピアノを一度見てみたい、音色を聴いてみることがらできたらいいなあと思います🎶
そして、子供のために小さめのピアノを、とご提案された中田喜直先生の優しいお人柄にも心を動かされました☺️✨
素敵なエピソードを教えてくださったK先生、ありがとうございました🎵