2025.06.05
ヴァンクライバーンコンクールに出演なさっている アリスト・シャムさん、ファンになっちゃったのでこちらに書かせてください!
First roundの時だったか?バッハ=ブゾーニの"シャコンヌ"の演奏で強く印象に残った方なのですが、芸術性の高さといい、もう完成されていてすごいんです!!
音色の多様さと共に、抜群のリズム感と和声感の表現移入のなんと自然な事、おまけに全てにおいてのバランスが良い、言うまでもなくアーティキュレーションもお見事、どれだけ鍛錬を積み重ねてこられたのかと…
セミファイナルのモーツァルトコンチェルト第23番が又素晴らしくて、鍵盤を注視されずに指揮者とオーケストラの方に身体を向けて〜アイコンタクトと共に会話のキャッチボールをされているアリストさん、そして、第二楽章のこの上ない美しさ✨このコンチェルトは昔恩師と2台ピアノで演奏させて頂きましたが、又弾きたくなってきました。モーツァルトの音楽は心澄み渡るスーッとした気分に引き寄せてくれますね。
ファイナルのラストのコンチェルトは、またまた大好きなブラームスコンチェルト第2番です。クライバーンコンクールはYouTube配信されていますので、必ず見たいと思っています。
6名のファイナリストの皆様、順位をつけないといけないの?と思わせる程の精鋭揃い、たくさんドキドキさせて頂き感動を覚えました。ありがとうございます!!
クライバーンが終わったら、ショパンコンクールに向けてまっしぐら?という感じになりそうな、こうやって数々の魅力的な演奏に触れさせて頂けるだけでも、右脳が刺激されてものすごく勉強になっております。
いろんな作曲家のコンチェルトの聴き比べも興味深く、あーこの迫り来る勢いはベートーヴェンだとか、メランコリックなメロディはブラームスだなぁとか、その時代時代の作曲家の特徴が如実に物語の様に表れていて、夜な夜な聴き入りました。
YouTube配信でこんなにたくさんの素敵な演奏に巡り逢えるなんて、こういう事を可能とさせてくれている国々の平和な現実にも深く感謝しなければと思います。