2023.10.03
10月1日にミューザ川崎に於いて、アンドラーシュ・シフのリサイタルがあり行って来ました。
今回のリサイタルは、事前にプログラムを発表しないで、当日、曲毎にシフ様のトークを交えながら進めていくというものでした。
バッハのゴルトベルク変奏曲のアリアから始まり、フランス組曲第5番、モーツァルトのアイネクライネジーグ、ブラームスop.117 118-2
シューマン ダヴィット同盟舞曲集、バッハ 半音階的幻想曲とフーガ、メンデルスゾーン
厳格な変奏曲、ベートーヴェン テンペスト
アンコールにバッハ イタリア協奏曲第1楽章
モーツァルト ピアノソナタk.545第1楽章、
シューマン 楽しき農夫 と約3時間半に及ぶリサイタルでした。
9/29のオペラシティのリサイタルの曲目とはバッハのゴルトベルクのアリアを除いて、全部異なるものだったようで、両方行かれた方は、とても幸せだったのではないでしょうか?
ピアノは、ベーゼンドルファーでした。
音色がとても柔らかく、心地よく、シフ様の奏でるピアノにとても合っていました。
スタインウェイとはやはり音質が違い、煌びやかではないけど、響きがまろやかでまるでヨーロッパにいるような幸せな錯覚に陥っていました。
シフ様の演奏がとにかく素晴らしく、特にピアニッシモが凄く繊細で、1つ1つの音に敬愛を持って、魔法の指で奏でられているようで、幸せな3時間半でした。
シフ様も演奏をとても楽しんでいるようで、凄くそれが伝わって来ました。
こんなに幸せなリサイタルは久しぶりです。
今でもリサイタルの余韻に浸っています。
来年も来日されたら是非行こうと思っています。