2024.07.15
「そよかぜ」っていう題名の曲が
園児ちゃん~小学校低学年ぐらいの生徒ちゃんが弾くテキストに出てきます
その時にまず聞くのが
「『そよかぜ』ってどんな風か知ってる?」
これくらいの年齢の子はほぼ100%
「知らない」
と首を横にふります。
そうだよね
だからその場にあるファイルなどを使って
そよそよそよ~って
生徒ちゃんに向かって優しい風を送ります
逆に
「こんな風じゃないよ」
って笑いながら強い風も送っちゃいます
そのあとに
「じゃあこのそよかぜっていう曲はどうやって弾こうかな」
って声をかけると
必ず
優しい音色でそっと弱い音で丁寧に弾こうとしてくれます
「そよ風っていう題名だから弱く弾いてね」
って伝えるんじゃなくて
実際に自分で感じて
それを自分なりにピアノの音で表現する
その繰り返しで
ピアノや言葉での自己表現が豊かになっていく
小さな音で弾こうと
そっとそっと鍵盤をおしすぎて
音が鳴らない!!
ってこともよくあるね
それも経験。
どんな力で
どんな速さで鍵盤をおしたら
イメージ通りの音が鳴るか
または
私の音色を聴いてまねっこ出来るか
自分の耳と指先の感覚を頼りに
試行錯誤していくことで習得していきます
自宅ピアノは電子ピアノというご家庭が多い今
グランドピアノを弾いて
音色に変化虹をつけるということは
ピアノレッスンでしか出来ない貴重なこと
1回で出来なくてもいい。
何度も何度も弾いて
自分の感覚を磨いていこうね