2025.09.13
先日なかなか両手が合わなくて苦心している生徒さんがいらっしゃいました。おうちでは左右片手を弾いてから両手を弾く、という練習をしていたようですが、それだけでは機械的な演奏になりがちです。この日のレッスンでもタテを合わせるだけの必死な演奏でしたので私はいつも通り「歌ってみよう!」と促しました。今回はメロディがどこから始まってどこまで一息で歌えるのか?メロディの山場はどこに来るのか?拍の強さはどこに来るのか?に注目して歌いました。メロディを歌いながら伴奏が弾けるようになったらチャンスです!そのあとに両手を合わせると、ぎこちなかった音楽が流れるようになり、ご本人も「弾きやすくなった!」と気が付きました。
お教室では習い始めの導入の時期から数年、日本のわらべうたなどを使って『おんがくあそび』をします。音域の少ないメロディをうたいながら拍を打ったり、ボールを渡したり、動きをつけたりします。
ピアノという楽器はとくにマルチタスク(同時に複数の動作をこなす)が求められます。しかし動作をしながら『歌う気持ち』が少ないと聞き手に届く演奏にはなりません。心の中でメロディを歌いつつ演奏できる力をつけることを大切にしています。