2024.05.22
ゴールデンウィーク明けも、4才児さんから大人の方まで、複数名による体験レッスンのお申し込み、ご入会のご連絡を頂きまして有難うございました。
今日は、聴く耳を育てよう!と言う事についてお伝えしたいと思います。
早速ですが、ピアニストの辻井伸行さんは、生後8ヶ月の頃、ショパン作曲「英雄ポロネーズ」のCDをかけると、リズムに合わせて足をバタバタと動かしたそうです。同じ曲でも演奏者が違うと反応しない。音を聞き分け、天才と称されるスタニスラフ・ブーニンの演奏だけに反応したそうです。
生後8ヶ月の赤ちゃんが…と思われる方も多いかと思いますが、人間の耳の能力は子供の時期しか育ちません。お母さんのお腹の中にいる時から育ち始め、6~7歳までが最も発達し、8歳頃には完全に止まってしまいます。
聴く力を身に付けていけば、少し難しい曲を弾く時でも、自分の出している音がイメージ通りの音か聴けますし、ペダルを使えば濁っていないか注意深く聴く事が出来ますよね。
聴くと言う事は、集中して耳を澄ます事です。聴く耳を育てる事で、ピアノ以外でも短時間で相手の話を理解したり、記憶したり、これからの長い人生でも大いに役立ちます。
そのような聴く耳を育てる為には、3~4歳の小さいお子さんでしたらリトミックから始められたら良いと思います。歌ったり、楽器で演奏したり、アンサンブルをしたり…
自然と色々な音に触れて、聴く事に慣れていきます。
お子さんが憧れの曲を弾けるようになった時、聴く力が演奏に十分役立てられますよう、今からレッスンで身に付けていきたいと思います。