2025.11.17
🎼 10月生まれの作曲家
秋の空気が心地よく感じられる季節になってきました。
少し遅くなってしまいましたが、10月生まれの作曲家の紹介です。
この季節に生まれた作曲家の中には、ピアノ音楽の発展に大きな影響を与えた人たちがいます。
今回はその中から、フランツ・リスト(10月22日生まれ) と カミーユ・サン=サーンス(10月9日生まれ) の二人をご紹介します。
🎹 フランツ・リスト(Franz Liszt, 1811–1886)
リストはハンガリー生まれの作曲家・ピアニストで、「ピアノの魔術師」と呼ばれるほどの超絶技巧で知られています。
若いころから演奏旅行を重ね、各地で熱狂的な人気を集めました。彼のコンサートは、まるでロックスターのライブのように観客が熱狂したと言われています。
作曲家としても数多くの名曲を残し、ピアノ曲「ラ・カンパネラ」や「愛の夢」は特に有名です。
どちらも美しく華やかな旋律と高度なテクニックが魅力で、上級者の発表会曲としても人気があります。
🐫 カミーユ・サン=サーンス(Camille Saint-Saëns, 1835–1921)
サン=サーンスはフランス生まれの作曲家で、幼い頃から天才的な音楽の才能を発揮しました。
5歳で作曲を始め、10歳でオーケストラと共演するなど、まさに“神童”と呼ばれる存在でした。
「動物の謝肉祭」は、ユーモアあふれる音楽で、動物たちの様子をピアノとオーケストラで表現しています。
特に「白鳥」はピアノ学習者にも人気の高い美しい曲で、ゆったりとした旋律が印象的です。
サン=サーンスの音楽は、フランスらしい上品さと遊び心を兼ね備えており、大人から子どもまで楽しめる魅力があります。
🎶 おわりに
まったく違うスタイルの音楽を作りながらも、どちらもピアノを愛し、音楽の新しい可能性を広げた偉大な芸術家でした。
お時間があったら、聴いてみてください🍁♫