2022.08.14
ここのところの物価上昇はピアノも例外ではなく、ピアノの値段はコロナの数年前からすでに上がり続けている。そしてコロナの影響で工場の稼働も停滞ぎみだったりで、車と同じ様に納期が先が読めないほど遅くなったりしている。ピアニストも憧れる輸入ピアノとなれば、今後円高の影響でますます手の届きにくいものになってしまうかもしれない。そうなればアップライトピアノなどの中古ピアノ相場も上がってしまうだろう。
私が好きなピアノのひとつ、『Shigeru Kawai』のグランドピアノの例で言うと、
1番小さいサイズ SK-2 275万円→300万円
次に小いサイズ SK-3 320万円→350万円
真ん中のサイズ SK-5 400万円→440万円
もっと大きなサイズも同様に、サイズアップするほど値上げ幅もアップする。さらにこれに税金がかかってくるので、かなりの値上がり感は否め無い。。。(2022年10月1日より)
原因は原材料の高騰、調達コストの上昇という事しか情報はないけれど、楽器を作るのに欠かせないこだわり抜いた木材の品質を変えたりすることは絶対に出来ないところであると想像出来るし、製造工程を知れば知る程、このご時世にグランドピアノを製造出来るだけまだ幸運なのではないかとさえ思ってしまう。生産者側に立っても、消費者側に立っても、時代はますますアコースティックピアノから電子ピアノへと移行してしまうのかもしれない。。。と絶望的な気分になったところで、一筋の光明✨
電子でもなく、アコースティックでもなく、『トランスアコースティックピアノ』という、時代のニーズに叶った新ジャンルなピアノが存在するので、いつかブログで皆様にご紹介したいと思います😉