2022.08.03
私にとって教えるとは、一言で言うと「応援する」ということです。
ピアノが上手に弾けるようになるには、相当な時間と努力が必要なことは間違いありません。上手な人ほど鍵盤もあまり見ず簡単そうに弾きますが、、、どんな天才と言われる人でも、ピアノを弾くことが「簡単」だと表現する人を聞いたことがありません。
たまにいつも右手でやることを、左手でやろうとするだけでも難しいものですよね。それを小さい子どもに、読んだ事もない楽譜を使って弾けるように指導するのですから、教える方も習う方も大変です。
レッスンでは生徒さんの様子を見つつ以下の5つを考慮しながら年間40回で組み立てていきます。
①目標をどこに設定するのか
②いつ、どの教材に、どう取り組むのが上達の近道か
③具体的なテクニックをどこまで教えるのか
④ピアノと仕事や勉強とのバランスは取れているか
⑤お稽古としてのピアノの経験をどう本人の人生に生かせるか
多くの人にとってピアノレッスンは、人生のほんの限られた期間しか受けられませんし、勉強と違ってやらなくても生きていけます。が、ピアノをやらなければ良かったなんて事もひとつもありません(笑)
だってピアノで色々な曲が弾けるって、相当楽しいですよ!とわたしは思ってますが、実際練習は面倒なものです。だからこそ、少しでも長く続けていける様、その過程を楽しめる様、1回のレッスンごとに上記の事を確認しながら進めるようにしています。時には言葉で、時には生徒さんの表情で。ここだけの話、目の前の生徒さんの苗字がとっさに出てこない、、、何てことすらあるほど大ボケの私ですが、、、毎回この5つの確認だけはしっかりやらせてもらってます!