2016.05.28
自分のレッスン曲のショパンの「舟歌」。
8分音符が一分間に160の4拍子に取って弾いてるけど、段々むづかしさが増して来て、心はついて行けず、やればやる程、深さが増して、テンポだけじゃなく、新しい発見、心の移り変わり……「ねええ」・「ねえ」・「ねえ!」・「ねえ、ってば❗️」甘えた声からすすり泣き、諦め、に近い僅かに和音が変化しながら…この気持ち表したいと、思うところが、やればやる程増えて来て、どうしようもなく、刹那くなって頭バーーン状態。
ショパンの、いや、私の生きて来た穏やか、悲しみ、哀しみ、嬉しさ、其々の変わり目、みんな余さず、音色の変化で表したい。この歳になって欲張りやなと思うけど、やればやる程、欲張りが増えて、喜多こうすけさんなら、こんなソプラノの響きじゃないとか、牛田君ならこんな気持ちに変えるだろうとか、雲を掴みながら頭で考えて……考えている。
納得できる響きの出た時は、この上なく嬉しいが100パーセント上手くいくなんてことは殆どあり得ないこの世界で、私は未だに這いずりまわっている。これが、私の大好きな世界。永遠に続きそう…………