2016.04.27
プアーと膨らむ感じ、甘いとろけそうな香り……バターをつけてお口に入れた瞬間の柔らかさ、まろやかさ……ホットケーキを作って、お口に入れて色んな想像を膨らませて欲しいと想い生徒さんが来る前に下準備をしてタイミングを待っています。なかなか上手く焼けなくてガッカリしたり、「こんな硬くなっちゃったの。これははダメな音だね。このホットケーキはこの曲に相応しくないね。」とか言いながら、生徒さんとお紅茶で頂いています。脱力したまろやかな音、お正月に頂くフックラ黒豆みたいな1音ずつを聞いて感じて欲しいのです。「納豆はダメだよね」お話ししながら「ご馳走様でした」「さあ、それじゃフカフカ、ホットケーキでいこか?」
小さい生徒さんもそれなりにいい音を出してくれます。
私は小さい生徒ちゃんからこう言う訓練、体験が凄く大事と考えています。
音楽は心。想像の塊。時間はかかるけど、こんな風にレッスンを進めていきたいと思っています。
大抵の生徒さんはホットケーキ大好き。わたしもそれぞれの人の年齢に応じた理解して頂ける物で進めるのを考えるのがとっても楽しいです。
生徒ちゃんの音の響きが変わった時、「やった〜」満足感を味わせて頂いております。