2016.04.13
その先生は岐阜にお住いになっています。元々阪大病院の脳神経専門のお方で、岐阜大学の教授を経て、老人介護施設の施設長兼お医者様。オカリナ教室の先生。と、多忙な毎日を過ごしておられます。70歳とは思えない活き活きさと、オカリナにかける情熱は凄まじくオカリナのお話しになるとまるで20代の青年の様で引き込まれます。
先生がオカリナを始められた頃、ピアノ曲の中から出来るだけ原曲に忠実に編曲してみないかとのお話しが有り、一杯あるオカリナの其々の音の幅等お教え下さり、2拍休符が有れば違う管に持ち替える事が出来るからと言う事で、沢山編曲させて頂きました。
リストの「愛の夢」ショパンの「雨だれ」チャイコフスキーの「舟歌」「はやぶさ」等オカリナとピアノの2重奏という形で……移調したり等の苦労は有るのも有ったけど楽しくワクワクしながら作っていました。
先生は岐阜だし高田の私とは電話でのやり取りで、頭の回転の速い先生に時々「ついてきてる?」とかお気遣いされながら私の頭の中もフル回転。
先生は大阪の太閤園やロサンゼルスでのお琴との共演、病院でのコンサート等積極的に医療講演も交えて今でも活躍されています。思いもかけない御縁で私に楽しみとワクワク感を下さった先生。何時も頭の片隅に沢山の感謝と尊敬の念を持っております。
バイオリンをされていた先生。奥様は阪大の名誉教授で叔母様は私の音大時代のピアノ科の教授。本当に不思議なご縁で……
生徒様との御縁も大切に大切にしたいと思っております。