2016.01.12
今日、今年初レッスンに来てくれたAちゃん。お歌も大きな声で、はっきりと歌い、ピアノもノリノリで楽しく弾いてくれて、宿題以外の所も練習して来てくれました。何より良かったのは、今迄、恥ずかしそうに、お母様の顔を伺っていたのに、幼稚園であった事まで楽しそうにお話しを始めたではありませんか………
実はクリスマス会の時、開始時間間際になって、お母様から電話があり、「皆んなの前で弾くの恥ずかしいから行かないとぐずってます。もし、行けなかったら、先に始めて下さい。」とお電話があり、ガッツかりしていたら、……30分ほど過ぎた頃、ご家族4人でいらして下さいました。
「さあ、それじゃ、もう1度始めから始まり直しをしようよ」という事になり、仕切り直し………
でも自分の番になったらやはり、恥ずかしいのか弾いてくれません。
弾きたい心は有るのです。チョットした勇気の問題………私はそう感じ有る言葉がけをしました。
なんと吹っ切れた様に弾き始めました。2回3回と何度も弾いてくれるのです。幼稚園で、鼓笛隊でやった曲で「風になる」
パソコンから楽譜を買って彼女が弾ける様に私が、編曲しました。シャープ、フラットも無理なく弾ける様に考え、今の彼女に楽しく弾いていただける様大きな画用紙に書き、……お母様が、裏に綺麗なしっかりした色画用紙を張って下さいました。
彼女はスッカリ、リラックスして楽しそうに弾き続けました。
彼女は変わりました。今迄は小さい声で恥ずかしそうに喋っていたのに、昨日は大きな声で堂々としています。
チョットした言葉が彼女の背中を押し、自信を持たせました。
子供はこういう風に成長するのです。狭い家の中を開けっぴろげたクリスマス会だったけど、良かったと実感しました。
子供は皆んなの背中を見て大きくなっていくのです。大人は鏡。良くも悪くも鏡次第………嬉しい1日でした。