2015.10.12
4歳ぐらいのお子様は、本当に物まね上手でドレミで歌った曲は鍵盤を見ながらアッと言う間に覚えてすらすら弾いてくれます。とても大事な事で絶対音感もつくし、良いことだと思います。
さて、5歳になって音符を見ながらのレッスンに重きを置くようになると全く別人の様に弾けないのです。こういった事を何度も経験してある結論に達しました。
両方を、並行して進める方法です。お歌を耳で覚えて弾くのは、3・4歳の子供にとってなくてはならないもので耳の発達上からも絶対しなければならない事です。
と、同時に真ん中の「ド」を中心にユックリユックリ楽譜に慣れさせていくこと。ここで焦らず何回も復習を織り交ぜながらオリジナルの楽しい伴奏を付けて色んな感じにしてしまいます。「どんな気持ちした?」必ず聞きます。半音下げるだけで「悲しい」とか「寂しい」とかそれなりの答えを出してくれて「もう1度弾いて」とアンコールしてくれます。しめた、食いついてくれたと手応えを感じたら、新しい音に進みます。1音ずつこうして進めれば嫌がらないで音符さんと仲良しになってくれます。早く進めたいと、気持ちは、焦ることも有りますがここでキッチリ決めておかないと後で後悔するはめに…
最後は大好きなお歌で締めくくります。今日の生徒さんも大事に育てたいと心しています。
耳と、目と並行してが私のスタイルになっています。