2015.03.10
ドビッツシーがワトーの「シテール島への船出」の絵画を見て着想し、3回目の恋人エンマと「愛の女神、ビーナスの島」と言われているジャージー島へ渡りそこで、書きあげたと言われています。恋人達が、船出をするという情景から、始まっていますが、きらめくような豊かな色彩の、細やかな柔らかいトリルは、日の出に輝く海のさざなみでしょうか?2人で過ごした幻想的な愛の喜び、官能的な喜びを目の当たりに感じ取れる印象派の代表作です。
大学時代これを弾いた時、森村桂さんの、「天国に1番近い島」南太平洋のニューカレドニア島のイメージがいつも頭に浮かんでいました。
今改めてジャージー島を調べてみると、何とイギリス海峡にあるではありませんか。何かイメージ的にエライ間違いをしていた様で、………
官能的な愛の喜びとはかけ離れた生活をしていたし、テクニックばかりに気を取られて未熟だったなあ。と、改めてもっと色彩豊かなものにしたいと、溢れるような愛を表現したいと取り組んでいます。心ばかり先走って息苦しくなる時もあります。頑張ります!!!