2020.05.18
6年生のK君。5年生の頃から、プレバッハに入り、今2声のインベンションをやっています。バッハは、普通の練習方法の訳にはいきません。チマチマ、、重箱の隅をつつく様に片手づつ見落としなき様、主題、連結部、展開形、拡大、色分けしてユックリ進めておます。彼はロマン派の曲を歌わせて弾くのはとても得意ですが、バッハに関しては、余り大袈裟に腕を使って弾いてしまうと、とんでも無いことに〜〜
ノンレガート〜〜完全に滑らかでもないし、スタカートのように切ってしまってはえらいことに〜〜同じ大きさの石を丁寧に置いていく気持ちで〜〜自然な流れの中で歌わせて〜〜
出版社によって装飾音符、スラーの切れ目等、違うので、色んな版と見比べながら、6年生の彼に1番分かり易いと思った春秋社版を使っています。
コロナの中、オンラインレッスンは大雑把すぎて使えないので、いつも通りのレッスンに来てくれています。
最初はバッハだけで1時間かかりました。
今は大分慣れてくれて、2人共マスク着用で、「アー息苦しくなって来た。チョット換気〜〜」というぐあいで2人で深呼吸しながら外に面した入り口を全開で〜〜吸う〜吐く〜〜吸う〜吐く〜〜
元々この部屋は部屋の電気をつけると連動して換気扇が回るようになっているのですが、それでも酸素が足りないぐらい注意深く弾いてくれています。
コロナは怖いけど学校のお休みの間タップリ時間を取って練習して来てくれます。
彼の頑張りが見えます。