2018.08.28
日曜日、橿原音楽協会のコンサートで、喜多宏丞さんが、スクリャービンの左手の為の「前奏曲」と「ノクターン。」山田耕筰の「嫉妬の火。」滝廉太郎の「憾み」を演奏されました。
凄かったです。感動して寝れなくて、月曜日の朝は酷い頭痛で〜きっと心に響き過ぎ神経が高ぶったのだと思います。
スクリャービンの楽譜は、私の右手が故障した時、舘野泉さん監修の楽譜を買って持っていたので一応知っていましたが、右手を椅子に置いたままメロディーと他声部の弾き分けが見事でとても片手だけであの速さであの響きはさすがでした。
2人の日本人の作曲家の作品においては、日本人であるがゆえに聞いていて心にグサッと突き刺さり、音譜の行間からは1滴も溢れ落ちるものがなく大きなうねりの中で「もう良いよ」と囁いてる誰かが時々現れたりそれを上回る嫉妬、怨みが最大限に私の魂を揺さぶっていました。
喜多さんが来られる時は必ず聞きに来られる生徒さんが有り、まだ小さい2人の僕にはちょっと理解できない世界かなと思ったけど、お母様がピアノをかなり弾かれるお方で、きっと同じ感動をされたと思います。この生徒様が大きくなった時必ず心に残ってると思います。
私の心の中にも1生残る演奏でした。
お忙しい中、素晴らしい演奏有り難うございました。又、橿原音楽協会のお世話をして下さっている皆様に感謝しております。