2022.01.20
3~6歳位の小さなお子様のピアノの導入について書きたいと思います。
大人の方はほぼ問題ないのですが、3~6歳くらいまでのお子さんがピアノを始め、その後楽譜が読めるようになるまでにかなりの個人差があります。
3歳でもト音記号、ヘ音記号全く問題なく読める子もいれば、2年程かかってやっと読めるようになる子、本当に様々です。
私が感じていることですが、これは言語能力や運動能力の発達の早さとは関係ないような気がしています。
ものすごくお話が上手で、運動神経も抜群な子が、一つ一つの音が読めても、楽譜の中に音が並ぶと途端に読めなくなったり、ト音記号は問題ないのだけれど、ヘ音記号を真ん中のドから下に読んでいてもドレミ・・と読んでしまったり・・・。
しかしこれらは脳の発達の段階によってごくごく当たり前のことなので、どうかご心配なさらずに・・・
ピアノを弾くって実はとても大変な作業なんですよね💦
長くなるのでどのくらい大変なのかはまた次回書きたいと思いますが・・・
他の先生から移ってきた生徒さんたちの中には、とても難しい曲が弾けるのに、実はちゃんと音符が読めず、音間違いが多々あったり、指使いが適当であったり、あるいは最初の譜読みに物凄く時間がかかる、又、指を見ながらしか弾けない、という子もいます。
導入の時期からしっかり読譜の基礎を付けて、自身で楽譜が読みこめるようにしたいというのが私の中では基本なので、生徒さんも保護者の方も気長にお付き合いいただければと思っています。