2022.11.06
カワイ仙台店で
マレック・ブラハさんのレクチャーコンサートを
聴いてきました♪
バラードについて幅広く教えていただきました。
今年はポーランドでロマン主義が始まってから
200周年!ということで祝っているそうです。
始まりは、ポーランドの詩人アダムミツキェヴィチのが
「バラードとロマンス」という詩集を発表したときが
始まりだそうです。
貴重な講演内容を忘れないように、
書き留めておきます!
◆ベートーヴェンは音楽におけるロマン主義の先駆者。
◆ミツキェヴィチの「バラードとロマンス」が発表された
1822年はベートーヴェンは聴力を失った年。
リスト・シューマン・ショパンは10代で音楽活動をしていたとき。
◆バラードをピアノソロとして確立したのがショパン。
ミツキェヴィチの特定の詩をもとに作曲したかは不明だが、
影響を受けたのは確か。
パリの貴族の集まりで、ショパンはピアノを演奏し、
ミツキェヴィチはフリースタイルの朗読をした。
ポーランド民謡を好んだ2人。
◆ミツキェヴィチの詩のフレーズには独特のリズムがある。
(「バラードとロマンス」の一節を朗読していただきました。
確かにショパンのバラードにも出てくる8/6拍子を感じる詩でした。)
◆ショパンの音楽と詩の深い関係性がある✨
◆ショーパン以降、ピアノソロでバラードを作曲した人は多くいて、
ブラームスやリスト、グリーグもその1人。
1890年にはドビュッシーもバラードを作曲。
フレージングの区切り方や書き方に、ドビュッシーが
ロマン派に愛着を持っていたことがわかる1曲。
◆ブラームスのバラード
4つのバラードOp.10第1番。二短調。
ドイツロマン派の詩「スコットランドのバラード エドワード」を
もとに作曲。
内容が、怖い…
子ども(の剣?)に血がついている。母親が聞くと
最初は鷹を殺したんだとか言っているが、問い詰めると
父親を殺したのだそう…それを母親のせいにする!と
言って去っていく子ども…
*調べてみると母親がそそのかしたから父親を殺してしまったのだという
解説もでてきました。
どちらにしても怖い…
そのお話を聴いてからブラームスの曲を聴くと、
恐ろしさが増しました…。
今回貴重なセミナーを受けられたことを
嬉しく思います♪
今後も学んだことをレッスンに活かし、
より良い教室を目指していきたいです✨