2022.07.15
昨日カワイ仙台で行われた
中井正子先生のピアノテクニックシリーズVol.2
ラヴェルの講座を受講してきました!
先生の弾くクリスタルのような澄んだ音が
実際に聴けて、内容はもちろん勉強になりましし、
ミニコンサートに行ったような感覚になりました♪
◆指先でくっとつかんだ映える音を
1つ1つの指が責任を持って弾く、
腕は自然につけるだけ。
◆連続5度という本当は作曲するにあたり
ダメな方法であるがあえてラヴェルは取り入れ
不思議な音をかもしだしている。
◆3回同じことが続くときは、
バランスを変えると違いがでる
◆バッハのように多声に分かれている部分あり。
そこはバッハを練習するときのように声部
ごとに分けて練習。
◆テヌート→ラヴェルの場合指で押さえ続けなければいけないわけではない!
弾いたら手を鍵盤から離して響かせる。
いつも音の長さを正確に押さえ続けないでOK。むしろ離す。
◆遅くして(sans ralentir.)と楽譜に書いていなければ
ラヴェルとドビュッシーは大きく遅くしたりしないこと。
◆ハーフペダルをうまく使って
◆スラー つなげる ではなくラヴェルの場合
フレージングを意味する。指1本1本でくっと
つかんで響かせる音を。
◆2音を1の指で一緒に弾く場所よくあり。
◆ラヴェルはオーケストレーションが上手!
◆亡き王女のためのパヴァーヌ
パヴァーヌとはスペインのダンス
ラヴェルはお母さんがバスク地方出身。
スペインとフランスの境目にある地域。
演奏するときは管弦楽の響きも意識して。
◆2つのペダル
u.c.とダンパーペダルを同時に踏む場所あり。フォルテでu.c.を踏むというドビュッシーもラヴェルも使う方法。エネルギーはフォルテのまま音色をこもったものに変える。
◆水の戯れ
私たちが想像する噴水ではない⛲
ライオンとか動物の口からちょろちょろ不規則に出てくる噴水。リストのエステ荘の噴水からイメージを沸かせて作曲された。
特に印象的だったお話は、
5本の指でつかんだキラキラした音と、
ラヴェルが実はあまりピアノ得意でなかったという話でした♪
ドビュッシーはピアノが上手!
それに比べてラヴェルはあまり上手ではなく、弾き方も独特。
ピアノ曲でもドビュッシーより弾きにくい場所あり。
→でもそれがラヴェルならではの素敵な響きを作りだしている!
今日の内容を自分にも取り込んで、
生徒さんにも還元できるようにしたいです✨