2022.05.30
5月生まれの作曲家は
ブラームス、チャイコフスキー、フォーレなど
有名な作曲家がたくさん!!
その中で
ヨハネス・ブラームスは
1833年5月7日にドイツの
ハンブルクで
生まれ、ウィーン没。
なんとチャイコフスキーと同じお誕生日です(1840年)
バッハ、ベートーベンと共にドイツ音楽の
「三大B」と呼ばれ、
ロマン派の作曲家ですが、
古典主義的な形式も尊重しています。
幼い頃のブラームスは、
コントラバス奏者を父に持ち、優れた才能を示しました。
10歳から作曲家兼ピアニストの
エドゥアルド・マルクスゼンに師事。
貧しかったため
居酒屋やレストランで演奏し、家計を助けていたそうです。
やがて作曲活動も始めます。
ハンガリーのヴァイオリニストの
親友ヨアヒムの勧めで
デュッセルドルフのシューマン宅を訪ね、
20歳のブラームスは自分の作品である
ピアノソナタ第1番を演奏し、
シューマン夫妻に大絶賛されました。
その後、シューマン夫妻とは
生涯親しい交流が続きました。
ブラームスは、新しいものへの関心も
高い人で、
エジソンの発明した
フォノグラフ(蓄音機)に
ハンガリー舞曲1番を
録音し、プロの音楽家として初めて
演奏を録音した人としても知られています。
ブラームスは交響曲を4曲書きましたが、
室内楽曲も評価が高いです。
そして、ピアノ曲では、
ソナタ3番や2つのラプソディもよく
弾かれますが、
ブラームス自身が
「自らの苦悩の子守歌」
と呼んだ後期作品、
素晴らしいです。
op.117,118,119は、私自身も
ピアノの仲間たちと、ドイツの先生の
マスタークラスで
勉強した思い出の曲です。