2021.12.11
前回のブログで世界が泣いた映画
『ストリートオーケストラ』を紹介
させていただきました。
この映画の元となったベネズエラの音楽教育
プロジェクト「エル・システマ」を紹介させて
いただきます。
その前に・・・
ピアノを習うと頭が良くなる・・・に対して数
々の反論を目にすることがあるかもしれません。
それは、親の環境・高収入・高学歴といった優
位性です。
環境説・・・ピアノを習える家庭は、
・親の収入が高い・環境がよいとに
・教育費もかけてもらえる
・親が教育熱心.
だから、子供の頭が良くなるのでは?
遺伝子説ピアノを習える家庭は、
・高学歴な親が多い
・遺伝子的な問題だから、子供の頭が良くなるのでは?
では、反対に、環境に恵まれず、低収入・低学歴と
いった場合はどうなのか?
まさに、音楽は、こうした親の3つの優位性に
も負けない影響力があったという証明がなされ
ました。
無償の音楽教育をすべてのひ
・・・
音楽を奏でることを学ぶ事は、
価値観を身につけ、規律を学び、
他者への尊敬を学び、
ハーモニーの大切さを学び、
自己肯定感を高め、そして
必要とされ愛される存在であることを学ぶ。
エル・システマジャパン引用↓
南米ベネズエラでホセ・アントニオ・アブレウ
博士によって始められた社会変革を目指した
音楽教育「エル・システマ」。
家庭の経済状況にもかかわらず、すべての子が
無償で集団での音楽教育が受けられる仕組みが
原点で、子どもたちが、自ら協調性や、規律を
学びながら、目標に積極的に取り組んでいく姿
勢を育んでいくことによって、希望や誇りをも
てることを目的としています。この活動は、世
界的に活躍する若手指揮者グスターボ・ドゥダメルなど
多くの一流音楽家を輩出しているだけでなく、
子どもたちを犯罪や暴力から守り、学業面も含めて
ポジティブな影響を与えてきていることで、
ユネスコ、米州開銀等の外部機関からも評価されています。
2016年1月時点で、60以上の国・地域で展開しています。
こちらの動画は、育脳ピアノ🎹レッスンの教科書の河村まなみ先生に
翻訳をしていただきました。ご紹介したいと思います。
YOLA: Seeing the World Beautifully Through Classical Music
ユース・オーケストラ・ロサンゼルス
「私はオーケストラで演奏している時が一番好
きです。自分と仲間が一緒になって素晴らしい
音楽を作り出せるからです。
その時には明日の食べ物や今晩の宿題などの心
配を忘れて、自分が弾く一つ一つの音に集中し
て、それぞれの音を通して物語を紡いでいきます。
違うハーモニーやメロディーが混ざり合うと、
自分一人では日ごろ聞けない新しい音楽が生まれます。
違う楽器が一緒に練習し演奏するという過程は
人生そのものではないかと思います。
自分が楽器を弾けるようになるだけでなく、仲間と一緒に
演奏したり新しい友達ができるのは
素晴らしいと思います。
私達は、何もない所から来て何もできないと思われているけど、
とても美しいものを創り出しています。
誰でも一生懸命努力して目標に向かって行けば
私達のようにできると思います。 クラシック音楽は、
私が知らなかった私を見つけさせてくれた。
また新しい視点をもくれました。
クラシック音楽の世界はとても美しく、それゆえ
この世界も美しいと思えます。 』
音楽があるからこそ、世界が美しいと思っても
らえるなんて・・・
それほど素晴らしい音楽を教えさせていただける私たち、
この仕事に、誇りを感じます。
おうちが高収入・高学歴でなくても・・・
音楽があれば!!人生は変えられる!