2021.04.16
今日は、お子さんやシニアの方などで
ピアノのレッスンを始めるために
新しくピアノを購入したいとお考えの方へ
ピアノか電子ピアノはどちらを選ぶべきか?
一体どこが違うのか?
ということをお話したいと思います。
先ず
☆アコースティックピアノ
(電子ではない普通のピアノ)は、
♪花にたとえると生花(個性のある美しさ)
♪指先で鍵盤を押すと、その力が複雑な機構(アクション)を通ってハンマーを動かし、
弦を叩いて音を出す。
↓ ↓
その弦を叩いた振動が、響板と呼ばれる
木の板を伝わって楽器全体が振動して、
独特な広がり、響きを生み出す。
♪弾く人により、強弱、音色に多彩な
変化がつけられ、無限の演奏表現ができる。
♪それぞれの楽器に個性があり、置き場所や 会場によって、響きや音が違ってくる
♪古くなっても値段が付き売れる
※中国など海外で日本製は人気で、
特に昭和50年代~平成4年までのピアノは
バブル期の品物で木質が良く人気があり、
今でも高値で売れる。
♪1年に1度は調律が必要
調律代は年に12000~15000円位
♪グランドピアノはスペースを必要とする し、アップライトピアノでは高さの
圧迫感がある
♪ヘッドホンが使えるタイプもあるが
価格は高くなる
そして
☆電子ピアノは
♪花にたとえると造花
(皆同じ個性のない美しさ)
センサーで鍵盤のタッチを読み取り、
その情報が音源に働きかけて、
サンプリングしたピアノの音が
スピーカーから発音する。
※人により電子ピアノだと正しく
音程を聴き分けられないこともある。
・強弱は多少つけられる機種もあるが
アコースティックピアノの表現力とは
雲泥の差がある。
強弱は段階的に変化してしまう。
・誰が弾いても音色は全く同じで変化
がない
・2年で価値は0になる、要らなくなっ
たら粗大ゴミ扱いになってしまう
・調律は必要がない
・高さの圧迫感がない
・ピアノの代用品として使用するなら
標準鍵盤88鍵の物を選ぶ必要があるので
横幅はピアノとあまり変わらない
スペースが必要
・ヘッドホンが使える
・移動しやすい
♪電子ピアノは機構も音を出す仕組みも ピアノとは全く違う電気製品である。
♪楽譜の読み方を学ぶための勉強には
電子ピアノでもよい。
♪楽器としての弾き方
(指のタッチ,強弱,音色の変化をつける, 響かせた美しい音を出す奏法)
などは電子ピアノではできない。
このような違いがあります。
楽器の購入の際、ご質問がありましたら
講師にご相談くださいね。