ブルース・リウのピアノ・リサイタル(3/1 ザ・シンフォニーホール)
2023.03.04
2021年の第18回ショパン国際ピアノコンクールで優勝し、世界の注目を集めた、ブルース・リウ。
第1部は、
ラモーの「クラヴサンのための小品」から始まり、(「優しき嘆き」は緩やかな流れの中から生み出されるシンプルなハーモニーに乗って、メランコリックなメロディが奏でられた。「一つめの巨人」は第8番。ニ短調のドラマティックな楽想で、さまざまな技巧が駆使され、トッカータのような作風も見られた。「2つのメヌエット」は典雅な趣を湛え、時おりシンコペーションが織り込まれて 拍節感を微細に滲ませていた。) ショパンの「モーツァルトの歌劇<ドン・ジョヴァンニ>の"お手をどうぞ"の主題による変奏曲 変ロ長調 Op.2
第2部
ショパンの「ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調
「葬送」Op.35
ショパンの3つの新しい練習曲
リストの「ドン・ジョヴァンニの回想 S.418
作品は、ドン・ジョヴァンニに殺された騎士長の像による"お前の笑いも夜明けまでに終わるだろうよ"(第2幕)に始まる部分、続いて "お手をどうぞ"を主題として 展開する部分、そして
ドン・ジョヴァンニのアリア「シャンパ゛ンの歌」が
繰りひろげられる部分からなった。
アンコール曲は、
ショパンのノクターン 嬰ハ短調
あと、いろいろ。
最後は、
リストの ラ・カンパネラで、盛大に終わりました。
終演後、お客様たちと話し合っていたのが、
「彼は、若いから、あそこまで弾けるのでしょうね」「さすがだ」などの賞賛の声。
本当に素晴らしい演奏会でした。
ブルース・リウさん、本当にありがとうございました。
生徒さんたちとも、ピアノ・リサイタルへ
行きたいものですね。
生の演奏は、一番、説得力があります。