2023.06.28
音大の時の門下の友人と
芸術劇場、行ってきました🎵
TVで藤田真央くんのモーツァルトを聴いてから、いつかは演奏会に行きたい!
と思っていまして。。。
実現しました
ラフマニノフにチャイコフスキー
開演前に思った事が
私の聴く体力持つのか?と。。。
そして、何気なく舞台を見てみると
ん??
左にコントラバス??
オーケストラの配置が違う事は
何となく習ったような。。。
と、友人とワナワナ
Google先生にお助けいただき
対抗配置、古典配置
と呼ばれるものだと理解した次第です。。。
特に
ベートーヴェンの田園
チャイコフスキーの悲愴
は、この配置にすることがある
とも書いてあり
ま、さ、に!!
と。
私達が普段見ていた
オーケストラの並びは
指揮者のストコフスキーが
100年前に採用したストコフスキー・シフトと呼ばれています
厚みとあたたかさが
左側からフワーッと会場に
広がってく…
初めての響きに感動でした!
私は、このスタイル好きかもです
藤田真央くんは
その音色は言うまでもなく
ステキで(語彙力のなさを恨むー)
それはそれは綺麗な
ピアニッシモが2階席まで届き
かと思えば
フォルテもバシバシ感じられる
なんだか、すごいものを聞いてしまったぞ!というのが、1番最初に感じた事でした
アンコールも美しく息をのむって
こういう事だよなぁ〜
とかみしめていました
指揮者との連弾も
心から楽しめました
この後の悲愴がまた素晴らしかったー!
やばいー!
ヤバいものを見たー!
と、ここでも語彙力のなさを
悔しく思いましたが
やばいー!
しか出てこないのでありました
この悲愴は
ちょうど今、読んでいる本にも
書いてあったのですが
三楽章の終わりで拍手が起きやすい曲なのです
チャイコフスキーの
交響曲6番、悲愴は、四楽章まである交響曲なのですが、三楽章の終わりが
終わりのような終わり方をしているんです
聞いたことある人は、次の四楽章が楽しみで、心がウワーッとなっている
ところなのですが、はじめて聞いた方は終わりだと思うような曲になっています
私もボーッと聞いてたら
終わった!と思うくらい
終わりなんです!
今回の演奏会でも起きました拍手
それは、思わず素晴らしすぎての拍手
なのか
知らずしての拍手なのかはわかりませんが
それをクスクスと笑った御婦人がいたんです。。。
本にも、書いてありましたが
ヨーロッパでは楽章の途中で拍手が起きても歓迎されるんだそうです
新しいお客様が来てくれていると
いうことだから、嬉しいよ
となるそうです
そもそも、昔、昔は楽章と楽章のあいだに他の曲を入れることもあったとか!
寛容でありたい!と思った出来事でした
そして
悲愴の終わり方は
死をイメージするかのような
心臓の鼓動が弱まってくような
ズドーンと静寂で終わるので
拍手のタイミングが
これまた難しいのです
今回の指揮者
ラハフ・シャニさんは手も振りおろさずなかなか拍手が起きず
私もどうしたらいい??と
不安になるほどの長さの沈黙が
続きました
どうやら、指揮者さん
涙を流していたそうです
贅沢な静けさを体感して
語彙力ない元音大生2人は
やばーいーーー!
となりました!
21時もまわっていたので
アンコールはないかと思ったら
ニムロッドの小さな小さな
出だしの響きを聴いて
涙がこぼれてきちゃいましたよね
いつか聴いてみたい
と思っていた
大好きな曲
ニムロッド
感動的なシーンでは
よくかかるので
聞いたことあるメロディーだと
思います
(のだめの映画でも使われています)
私は、なぜか、この曲は
感情のバランスが
わからなくなる曲でして
それを、予測なし、準備なしで
聴いてしまい。。。
悲愴からのニムロッド
この言葉は好きではありませんが…
ズルいです
エルガーがニムロッドと
音楽を語り合った時の夜の音楽
私達一般人は
生活感がでてしまうのですが
友人とパスタを食べながら
語ることができた
素敵な夜となりました
長い想いを読んでくださり
ありがとうございました