 
            2025.05.01
            ひたちなか市・那珂市 稲野辺純子ピアノ教室です。いつもブログを読んでいただきありがとうございます。脳科学に基づいた育脳ピアノレッスンを2歳からシニアの方へ
《ようこそ! KAWAI SIGERU》私が小学3年生の時、両親は私のためにピアノを買ってくれました。それはKAWAIのアップライトでしたが象牙の鍵盤で譜面台が鍵盤蓋の中ではなく外側に大きく付いているもので、しかもレンナーハンマーを使用しているものでした。今になって思えば普通の一般的サラリーマンであった家庭でピアノを続けるかどうかもわからない私に買い与えるには高価すぎるピアノだったと思います。
両親ともピアノの経験はなくピアノに対するプレッシャーはなかったものの
ピアノの発表会には、着物を着て集合写真に写っている母の姿を見ると娘を応援しながらピアノのある暮らしを子供と共に有意義なものとして共有してくれていたんだなあと感謝の気持ちで満たされます。アップライトピアノとしてはとても響きのある素晴らしいものでしたが、私が大学に入りピアノを本格的に学ぶようになると弦が次々と切れるようになり限界を迎え両親はグランドピアノを購入してくれました。KAWAIの3でしたがその当時ものすごい練習量だったので1ヶ月も経たないうちに 
弦が切れてしまうということが起きました。すると、KAWAIはなんと新しいグランドと取り替えてくださったのです。そのピアノは、すぐ弦が切れることはなかったのですが、音が1年ぐらいでキンキンするようになってしまいフエルトを削って調整していましたが何度も削っていったために「これ以上削と木になってしまいます」と言われてしまいました。YAMAHAだともしかしたら響きがスマートな分フエルトと元の関係性で耐久性があるかもしれないと思いYAMAHAのC3を購入しました。結婚のタイミングでもう1台ピアノが必要になりC3を準備しました。結婚と同時に那珂教室とひたちなか教室の2ヶ所で教えることになりました。練習時間が分散されたことでピアノの消耗は軽減されましたが私の中で中低音の響という点で物足りなさを感じていました。弦が頻繁に切れ始めたのをきっかけにC5を購入しました。特に低音のしっかりとした響きに満足していたところ出産ということが私の練習時間確保に新たな課題を提示しました。子供を寝かしつけてからしか練習ができなくなりそれはつまり夜中に練習をするということでした。しかし夜練習していると練習室の電話が鳴ります。そうです。3時間ごとにお腹が空いて赤ちゃんはママを呼ぶのです。さらにピアノの部屋は、完全防音ではなかったので夜の練習は、家庭内騒音の問題を発生させました。サイレントピアノの機能を持つYAMAHAのC1がこの問題を解決してくれました。ピアノが教室の中に2台になったことで思わぬ効果を生み出しました。それは、教える時にアドヴァイスしながら自分の演奏で瞬時に伝えられるというものでそこで那珂教室にも、もともとあるC5に加えヤマハのG5を準備しピアノ2台でのレッスンをする環境が整いました。するとレッスンの幅もひろがりピアノ2台のための曲を生徒と演奏できるようになったのは嬉しいものでした。昨年還暦を迎え自分の人生が後半に入ったことを自覚するようになり、闇雲に練習時間を捻出してきたモードから自分のピアノを見つめ直す時期が来たことを感じ始めました。今度のピアノでちょうど11台目になります。そしてたどり着いたのがSHIGERU KAWAI  このピアノを得て私の後半の人生を豊かな豊かなものにしていく決意を新たにしました。