 
            2024.03.12
            ひたちなか市・那珂市 稲野辺純子ピアノ教室です。
いつも私のブログをお読みいただきありがとうございます。
2歳からシニアの方まで、障害の有無に関わらず全ての人にピアノを。 
ブルグュミュラー 5番「無邪気」の解説をします。  
今回は、子供たちが大好きな
『ブリュクミュラー25の練習曲』より
『無邪気』をご紹介いたします。 
まずは、作曲者のブルクミュラーについてですが
1806年に、ドイツのレーゲンスブルクで生まれます。
 指揮者・ワイマール劇場監督のお父さんから
ピアノの手ほどきを受けます。 
1832年・26歳の時フランスのパリに移住し、
ピアノの教師として、人気を得ながら
600以上もピアノ教育用の曲を残してくれました。 
皆様ご存じの 
メンデルスゾーン・ショパン・シューマン・リストなどが
生きたロマン派という時代に、
ブルクミュラーも含まれます。 
なので、バイエル教則本を、学んだあとに
弾いてみると、ちょっと大人っぽく感じられるのでは
ないでしょうか? 
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それでは、『無邪気』について
解説します。   
この曲集で、初めての
F dur(ヘ長調)ですので、
譜読みの時にb (♭シ)を
落とさないように気をつけましょう。   
Moderato(モデラート・中庸の速さで)
4分の3拍子なので
慌てないで弾きましょう。 
4番の『小さな集い』で重音の
縦の線を意識した練習の後に
このように旋律的な曲を
配置しているところに 
ブルグミュラーの
教育的配慮を感じます。  
指ずらしから始まり、指くぐりに移行し、
音階練習にまで発展させています。 
初めてのオクターブ記号は、
同じ音のパターンを使うことで
理解しやすいでしょう。 
右手が16分音符の連続となる時は、
左手が付点2分音符
になっていますので、 
耳を澄まして集中し、
右手の音を美しく
レガートに弾きましょう!   
4月27日(土)14:00 ~15:00 
ひたちなか市那珂湊コミュニティーセンター大ホールで
開催する「心と脳に響くシニアのためのピアノ連弾コンサート」を
ひたちなか市役所げんき-NETに掲載していただきました。