2022.10.22
今日はフランツ・リスト211回目のお誕生日です。
フランツ・リストは、オーストリア帝国ハンガリー王国で
オーストリア系ハンガリー人の父と
オーストリア人の母の間に生まれました。
ハンガリー人のアイデンティティーを持ちながらも
家庭内でも地域的にも
ドイツ語が使われていたことから
母語は、ドイツ語であり
後半生はフランス語を多く使っており
ハンガリー語を覚えることはありませんでした。
父親の手解きにより
10歳になる前に公開演奏会を開き
才能を表していました。
11歳でウィーンに移住しなんと
ウィーン音楽院で
カール・チェルニーや
アントニオ・サリエリに師事したのです。
12歳歳でパリ音楽院へ入学しようとしましたが
外国人であることを理由に
入学を拒否されてしまします。
しかし幸運な事に
ウィーンでコンサートを開いたときに
ベートヴェンに合うことができ
彼の賞賛を得るここができました。
ところが、父親が死去したことから
わずか15歳にして
ピアノ教師として
家計を支えなけれくならります。
さらにこの頃の恋愛が、
身分違いのため破局となってしまいます。
天才音楽家として
歴史に名を残す事になるリストですが
彼の人生を考えたとき
さまざまな苦労があったことが
わかりますね、
***
20歳の時、
ヴァイオリニストパガニーニの演奏を聴き
感銘を受け
自らも
超絶技巧を目指すことになります。
***
ピアノの魔術師として名声を博してからは
ピアニストにとどまらず
ピアノ指導者・作曲者・評論家・宮廷楽長・キリスト教の僧侶
としてエネルギっシュな人生を送りました。
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私の大好きなリストの曲は、
選ぶのが難しいほどたくさんありますが、
今日は、後の印象主義の
ドビュッシー『水の反映』や、ラヴェル『水の戯れ』に
影響を与えたといわれる
66歳の時に作曲しました『エステ荘の噴水』を
紹介します。
https://youtu.be/HDJ0I8hJwX0