2022.10.02
3歳からシニア世代はじめてのピアノ個人レッスン》
茨城県ひたちなか市・那珂市でピアノ教室を
開いております稲野辺純子です。
いつも私のブログをご覧いただき
ありがとうございます。
【いよいよバイエル最後の曲106番について】
バイエルについて解説するのもこれが最後になります。
みなさんよく頑張ってピアノの練習を
ここまで続けて来られました。
素晴らしいです。
この曲集を作曲したBEYERさんも
さぞかし
天国で目を細めながら、みなさんを
応援してくださっていることでしょう。
曲の解説の前に
以前バイエルについて私が書いた
ブログがありますのでお読みください。
『【解説】バイエル BEYER について』
***
それでは、106番を解説します。
半音階についてのテクニックについては、
昨日のブログに書きましたので
このテクニックがマスターできていることを
前提条件にお話ししますね。
左手については、
半音階のスタートの指が4になる以外は
原則通りです。
右手については、
半音階の最後の指が234になります。
ここでは半音階以外の
和音の弾き方に注意しましょう。
和音の部分は4声になっています。
この4声のうちソプラノにスラー
アルト・テナー・バスにタイがついています。
このパターンにうち20&24小節は
ソプラノのスラーの最後の音と
アルトのタイの音が
同音になっています。
この場倍は、スラーの方が優先されます。
曲の最後の5小説は、半音階ではない
複雑な動きになっていますので
片手で自然に弾けるまで
ゆっくり部分練習しましょう。
全体を見渡した時
半音階と和音の連結が自然になるには
拍子感が重要になります。
最初は「1と2と3と」
という数え方に基づきゆったりと
連結部分を調整してゆきましょう。
A-B-A-コーダの形式ななっていることを
把握しながら
曲想を考えられるといいですね。
この106番が仕上がりましたら
ぜひ
エリーゼのためにに挑戦してみましょう。
なぜならここで習得した半音階が
曲のクライマックスに現れるからです。
バイエル106番まで練習が進められた方は
ピアノの基礎知識とともに
基礎テクニックが習得できています。
ブルグミュラー
バッハインヴェンション
ソナチネ
などに進まれ、
さらにピアノ音楽の世界を
広げていってくださいね。
ピアノによって、なさんの人生が
豊かなものになることを
願っています。
https://youtu.be/WwLi1BxoOco